BOOK OFFに行くとズラーっと50音順に並ぶ作家名。
名前はよーく知っているけど、読んだことのない作家さんが沢山います。 新しい作品にチャレンジしたいと思っているのですが、どの作品がいいのかよくわからない。 こんなとき皆さんのblogの記事やライフログで紹介されている本はちょっとしたアイディアになってます。いつも遊びに行ったり遊びに来てくれていたり、相手の趣向が何となくわかっているブロガーのおススメはやっぱり興味があるし読んでみたいと思います。 で、早速読んでみたのがsoleilさんの食卓から愛を込めて++Dinning++で紹介されていたコレ! 浅田次郎 『 王妃の館 (上・下) 』 (集英社文庫) 150万円の贅沢三昧ツアー(光)と19万8千円の格安ツアー(陰)。 パリはヴォージュ広場の片隅にたたずむ、ルイ十四世が寵姫のために建てたという「王妃の館」。今は超高級ホテルとなったこのシャトーで倒産寸前の旅行会社が企てた料金二重取りツアー。 このツアーの参加者は愛人と別れたうえリストラされたOLや人気作家とその担当編集者、心中を目論む老夫婦、カード詐欺師の夫婦…。などなど個性的な面々。遭遇する事は許されない光と影のツアーの面々がフランスで織り成す珍道中。 楽しかった!! ルイ14世の秘話も盛り込んで当時のパリやベルサイユ宮殿の様子が描かれていて、新たな視点の歴史本としても楽しめました。 旅行を通じてツアー客それぞれが抱える心。人間の気持ちの光と影も描いています。 笑いありふむふむと学ぶところがあり、あっという間に読んでしまいました。 この王妃の館はシャトー・ドゥ・ラ・レーヌというらしいのですが、コレって実在するのかなぁ? ネットで調べてみたんだけど、この本のコメントに行き着くばかりで実際のところがよくわからないのであります・・・。ボージュ広場にあるホテルといえばリッツなんだけど、本で描かれている門構えとは違う様子。 うーん、よくわからん。 6月6日追記 パリジャンさんがコメントで王妃の館の実在情報を教えてくださいました(*´v`*) HOTEL PAVILLON DE LA REINEという名前で、ヴォージュ広場から少し奥まったところにあるそうです。 喧騒を離れて余暇を楽しむには最適な場所だそうです パリジャンさんありがとうございました。
by 96bb058r
| 2005-05-18 21:50
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